読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

第六の絶滅

Die Wahrheit ist irgendwo da draußen.

ELECOM トラックボール M-XT3DRBK

 親指トラックボールを愛用している。最初はマウスと併用していたが、いちいち持ち替えるのが面倒になって今ではゲームも全部トラックボールで操作するようになった。手放せないデバイスである。

 しかし嘆かわしいことにトラックボールはきわめてニッチな市場であり、現状ではほとんど選択肢がない。

 

[News] 高性能センサーによる抜群のポインタ追従性!人工のルビーを採用したボールが快適操作を可能にする親指操作のトラックボール“EX-G”の新モデルを発売

 

 そうした状況の中、親指トラックボーラー待望の新製品が先日ELECOMより発表された。昨年リリースされたM-XT1DRBKの後継モデルで、今回は有線/無線/左手用無線の3モデルがラインナップされており、プレスリリースからもかなりやる気が感じられる。旧モデルは明らかにLogicool M570を意識した売り文句で、M570以外にほぼ選択肢がない状況を打開してくれるかと一瞬期待させられたが、きわめて微妙な出来でそれには到らなかった。今回旧モデルの問題点を改善したことを窺わせる売り文句が並んでおり、ならばということで早速入手した。正確に言うとフォロワーにいただいた。ありがとうございます。

 

 

 ELECOMのWEBサイトを見るとM-XT2DRBKとM-XT3DRBKで2種類あって、何が違うのかわからなかったが、M-XT2DRBKは薬指のボタンが減速スイッチで、M-XT3DRBKは汎用拡張ボタンになっている模様。減速は誤操作が煩わしそうだし、汎用の方が使い出があるだろうということでM-XT3DRBKを選んだ。

 

 

■外観 

f:id:foxnumber6:20151107164505j:plain

f:id:foxnumber6:20151107164521j:plain

 パッケージがフラストレーションフリーでもamazonの梱包はフラストレーションの塊なことでお馴染みのフラストレーションフリーパッケージ。

 

f:id:foxnumber6:20151107164631j:plain

 レシーバーは1円玉サイズ。

 

f:id:foxnumber6:20151107164748j:plain

 M570tと一緒に。

 

 

■使用感

 良くない。

 マウスのスイッチ、チルト機能付ホイールなど、部品としてはM570tよりもいくらかは上等なものを使っている感はあるものの、肝心のトラックボール部分が製品の域に達していない。転がり始めにかなり抵抗感があり、静止状態から急に動かす時や、ドット単位の精密操作時にまるで使い物にならない。M570も決して満足行くものではないし、それほど精密操作ができるデバイスではないが、M-XT3DRBKと比べるとまるでM570が高級モデルだったかのような差を感じられる。

 「M570tからの乗り換えだが満足している」とか書いてる人は本当に両方使ったのか? これでいいの? マジで? ブラウジングするくらいなら使えないこともないかもしれないが……。

 

電池寿命を重視したローエナジーモードと、ボールのトラッキング速度を重視したハイスピードモードを切り替えて使用

 良くない。ローエナジーモードだと更に使用に耐えない操作体験が可能。

 

トラックボールの動きを検出するセンサーに、ゲーミンググレードの高性能光学式センサーを搭載し、新型の高性能レンズと周辺の光学設計の最適化で抜群のポインタ追従性を実現しています。

 センサーは良いのかもしれないが……。

 

直径2.5mmの大型の人工ルビーをボールに採用することで操球感を向上

 良くない。滑り出しの抵抗感は動いてからも消えることはなく、非常に硬い操球感で、360度均等ではなく、ちゃんと動く角度とブレる角度があって話にならない。あくまで「旧モデルと比べれば」向上と言えないこともないといったところ。

 

左右のボタンには、耐久性の面で信頼性が高く、クリック感にも定評のあるOMRON社製スイッチを採用しています。

 耐久性は未評価。もう少し硬いクリック感の方が好みではある。

 

ポインタの移動速度を1500/750カウントの2段階に切り替えできる速度変更スイッチが付いています。

 要らない。余計な機能を付ける前に重要な動作部の精度を詰めてくれ。

 

Webページ閲覧の効率を上げる「進む」、「戻る」ボタンを搭載しています。ボタンの大きさ・形状の工夫により、よりアクセスしやすくなりました。

 言うほどアクセスしやすくはない。

 

ボタンの機能割り当ては、無料でダウンロードできる「エレコム マウスアシスタント」を利用して変更可能です。

 キー割り当てやジェスチャーなど最低限の機能はある。

 

保証期間 6カ月

 厳しい。

 

 なんか今月は人差し指トラックボールなるものも出すようだが、見た感じボール部分はM-XT3DRBKと同じようなのでやはり厳しい。エレコムエレコムだった。

 

 

■総合評価

 もっとがんばりましょう。

 

 

■最後に

 M570を買って3年間の保証期間で無限に新品を貰い続ける以外に親指トラックボーラーには良い選択肢がないという現状に変化なし。次は親指に拘らずケンジントンのSlimBladeあたりを試してみようと思うが、ロジクールさんもコストダウンと値上げするだけじゃなくもう少し上等なトラックボール作ってくれませんかね……。

 

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

 
ケンジントン 【正規品・5年保証付き 日本語パッケージ】 SlimBlade Trackball 72327JP

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 日本語パッケージ】 SlimBlade Trackball 72327JP