第六の絶滅

Die Wahrheit ist irgendwo da draußen.

Sandybridgeおじさんを卒業+録画環境メモ

 と言っても「今は時期が早い」とか「Sandybridgeで十分」を言い続けたとかではなく単純に金がないから不可抗力でSandybridgeを使い続けていただけなので、厳密にはSandybridgeおじさんではないのだが。ほとんどもらいもんで組んだ。

 前回Core i7-2600Kで組んだのは2011年。あの頃はアホみたいに円高だったのでPCパーツやら自転車パーツやらがアホみたいに安かった。今年も3月頃まではメモリやSSDの価格が落ち着いていたので時期は悪くなかったはず。今はもう新型コロナウイルスのあれやこれやで品切れが頻発していて時期が悪そう。

 

■CPU

 流行りのRyzen。録画で24時間つけっぱだし消費電力は低いに越したことはない。2600Kでは2時間の映画をx265でエンコードするのに8時間くらいかかっていたのが、ほぼ等倍の2時間くらいでエンコードできるようになって嬉しい。縦720に縮める場合2~3倍速出るし、純粋に処理速度の向上が消費電力の節約に繋がった。ほくでんにケツの毛までむしられるわけにはいかないのだ。

 

■CPUクーラー 

サイズ オリジナルCPUクーラー 虎徹 Mark II

サイズ オリジナルCPUクーラー 虎徹 Mark II

  • 発売日: 2017/06/02
  • メディア: 付属品
 

 ファンを付けるときに指を切った。アイドル時55℃、フルロード時75℃くらいで3600にしては温度高めのような気がするけど、グリスケチったのとかそもそもケースが窒息気味とかHDD積みすぎで熱源過多とか色々あるんでこんなもんかもしれない。

 

マザボ

 遊園地だった頃に買って以来、なんとなくマザーボードMSIを使い続けている。ゲーミングというだけあってLEDで七色に発光させたりできるが、LEDで発光する製品に親を殺されたので使用感は不明。なんかLED周りで設計不良があってメーカー対応は返品のみで修理したり改善版出したりする気配はないみたいな話が出ていて不穏。今のところ問題なく動いているのでハズレを引かずに済んだのかも。

 エントリークラスだとM.2スロット使ったらSATAポートが2個潰れる排他仕様だったりするのでアホみたいにストレージ内蔵したい人間には厳しいという問題があるが、これはちゃんと独立してM.2スロット2個、SATA6ポートあるからたくさん積める。PWM制御のケースファン用コネクタも4個あるのでアホみたいに発光するファンをアホみたいにつけまくりたいゲーミングキッズも満足できるだろう。

 製品名にWI-FIって付いてるだけあってWi-FiBluetoothを内蔵している。でもわざわざゲーミング用のミドルエンドモデル買う人間がネットワークを無線で済ます需要あるんか?そのぶん安くするかSLI対応した方がええんちゃうか。Bluetooth内蔵は便利だけどね。

 X570はチップセットにクーラー付いてるって聞いたけどデフォルト設定だとそこまで温度上がらなくて全然回らないからすごい静か。それはそれで不安ではある。

 

■メモリ

 1~2年前は4万円くらいした気がする32GBメモリが2万円を切っている。何も考えずに挿しただけで3200で動作した。

 

■M.2 SSD

 システム用。1TBで安かった。スペックはそんなんでもないモデルだがベンチの数字見てオナニーする趣味ないから体感的には他と大差ないだろうし別にいいか。

 

■電源

80PLUS GOLD認証取得 高効率高耐久電源ユニット NE750 GOLD

80PLUS GOLD認証取得 高効率高耐久電源ユニット NE750 GOLD

  • 発売日: 2017/12/23
  • メディア: Personal Computers
 

 ずっと使ってたコルセアの電源ユニットが保証期間切れそうなんで換えといた。これプラグイン式ケーブルの構成が良くない。

 (本体)-SATA-SATA-SATA-ペリフェラル

 (本体)-SATA-SATA-SATA-ペリフェラル

というようなレイアウトのストレージ用電源ケーブルが付属している。今どきペリフェラル電源って「ペリフェラル電源がほしい!」という場合にしか使わないんだから、これはSATA電源とは別にペリフェラル電源のみのケーブルを用意してほしかった。まあそういうところでコスト削ってこの価格なんだろうけど。

 

■グリス

サーマルグリズリー1.5ml Aeronaut Thermal Grease モデルTG-A-015-R

サーマルグリズリー1.5ml Aeronaut Thermal Grease モデルTG-A-015-R

  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: Personal Computers
 

 ケチって熊グリスの安い方にしたらあんまり冷えなかった(フルロード時75℃くらい)。

 

■ライザーカード

 PT2を延命するやつ。X570でライザーカード使ってPT2動かしてる情報がネットで見つからなかった(あってもどうせマザーボードとライザーカードそれぞれの相性問題だからあんま意味ない)ので動くかどうかはギャンブル。

 FDD用の電源を要求されるのが難点。今どきの電源にはFDD用電源とか付いてないやつ多いから変換ケーブルを用意しよう。裏返しにしてPT2をひっくり返す方法できれいにケースに収められる。ひっくり返さない場合はPCIEx1の延長ケーブルが必要かな。少し苦労したが結果的には動いた。でもこれ高くない?

 

 以下は流用パーツ。

 

■グラボ

 これずっと980Tiだと勘違いしてて電源750Wの用意したんだけどただの980だと最近気付いた。消費電力的なコスパは今となってはあまり良くないので1660Tiに乗り換えたい気持ちはあるが、今さらレイトレ非対応のやつ買ってもな~。

 

■ケース

kakaku.com

 XL-ATX対応のミドルタワー。Antecのこの系譜ってもう出ないのかな。後継のP380は全然話題にならずに終息しちゃったし。XL-ATX対応のおかげでATXマザーを組み込んだときに先ほどのライザーカードぶんのスペースがちょうど確保できてぴったり収まる。

 

■チューナーボード 

アースソフト PT2 Rev.B

アースソフト PT2 Rev.B

  • メディア: エレクトロニクス
 
PT3 Rev.A

PT3 Rev.A

  • メディア: Personal Computers
 

 一枚ずつ。PT2はもうそろそろ10年になるけど壊れる気配なし。その前にPCIスロットが絶滅してしまった(まだ細々と搭載マザー出てはいるけど)。PT3をもう一枚買っておけばな~。乗り換え先はDD Max M4とかPLEXとかもうすぐ出るらしいfriio 4Kとかなくはない。

 

光学ドライブ 

 トレイが開かないことで有名。HDDやSSDがすごい速度で安く大容量化したからそもそも光学ドライブ使う機会がない時代に。たまにCDやBD読むときに出番はあるけど書く方はほぼ需要がなくなった。10年以上前に買いだめした太陽誘電のCD-RとDVD-Rを死ぬまでに使い切れるかどうかが怪しい。

 

■OS 

 Windows7からアップグレードしたWindows10でもMSアカウントに紐付けることで構成まるごと変えてもそのままライセンス引き継いで認証できるみたいな話があったのでそのようにしたが、全然認証通らん問題が発生。こりゃOSも買わんとダメかと思ったけど、MSアカウントでの認証ではなくWindows7のシリアルを直で入力したらなんか認証通った。謎が多い。

 

 


 

 

■ライザーカードでPT2動かん問題

 とりあえず何も考えずに組み込んで起動、デバイスマネージャからPT2が見えたのであっさり認識できて終了かと思いきや、TVTestやEDCBからチューナーを開くことができない。小一時間悩んだところでBIOSのバージョンを下げることを思いついて、AMD ComboPI1.0.0.4のものから1.0.0.3abbaのものまで戻したところ解決。BIOSやらグラフィックドライバやらをとりあえず最新にするのが良い結果を生んだこと一回もない。古いBIOSはブートがやたら遅いのが難点だが、まあ週一くらいで再起動するときだけだしいいか……。

 というわけでX570 GAMING PRO CARBON WI-FIとDIR-EB262-C13の組み合わせにおいてはBIOSのバージョン限定(~7B93v13)でPT2は完全に動作しました。良かったね。2スロット埋めて動くかどうかはわからん。

 その後一ヶ月、録画・視聴ともに問題なし。とにかく現環境でBIOSアップデートしなければ一生PT2使い続けられる状態ではあるのだが、Zen3対応のBIOS更新あったときにCPU買い換えたくなったら困るよな~。どーしよ。

 

■録画環境

・EDCB(tkntrec版)

github.com

 Twitterに録画情報流す機能はだいぶ昔にオミットされたので、コマンドライン対応のTwitterクライアントに録画前/録画後実行バッチで。

 

・BonDriverProxyEx

github.com

 

・TVTest

github.com

 

・Amatsukaze

github.com

 tsの処理はAmatsukazeに放り込むのが楽すぎてaviutlとかもう使える気がしない。放り込んでCM判定ミスってたらAvsPmodで修正してやり直している。

 

 録画環境メモって言っても特筆することがない。Windows環境だとめんどくさいこと全然なさそう。

 

■まとめ

 録画もエンコードもネットもゲームも視聴も全部一台で済ませたいという需要に応えるミドルクラスの環境に更新できて満足した。安定しているし、消費電力もたぶん下がっているだろう。理想を言えば1~2年ごとに環境を更新していきたいので日本政府は未来永劫毎月10万円ください。